トリーアのローマ遺跡群、聖ペテロ大聖堂、聖母聖堂
トリーアのローマ遺跡群、聖ペテロ大聖堂、聖母聖堂はドイツ連邦共和国トリーア(ラインラント=プファルツ州)にあります。トリーアと近隣のイゲルの町に残る古代ローマ時代以降の9件の遺跡や聖堂が1986年に文化遺産 (世界遺産)に登録されました。
円形劇場
円形劇場は、古代ローマ時代のアンフィテアトルムの遺跡です。
モーゼル川の橋
モーゼル川の橋は2世紀に建てられたローマ橋です。
バルバラ浴場
バルバラの浴場は、ポルタ・ニグラや大聖堂からは少し南西に離れた場所にある浴場の遺構です。建造は少なくとも2世紀以前のものです。
イゲルの円柱
イゲルはトリーア近隣の町で、高さ 23 mの円柱(墓碑)が残っています。
ポルタ・ニグラ
ポルタ・ニグラは、2世紀末に建てられた巨大な城門です。中世には聖堂に改築されたこともありました。
皇帝浴場
皇帝浴場は、コンスタンティヌス帝の時代につくられた巨大浴場で、カラカラ浴場などに次いで、古代ローマ時代の共同浴場としては屈指の規模を誇ります。
アウラ・パラティナ / バシリカ
アウラ・パラティナは、コンスタンティヌス帝の時代に建てられた宮殿です。度々の改築のあと、建造当時の姿に戻す工事などが行われました。
大聖堂
トリーアの大聖堂は、ドイツ最古の大聖堂にしてこの都市の司教座聖堂です。聖ペテロ大聖堂とも呼ばれています。
聖母聖堂
聖母聖堂は、1235年から1260年にかけて建てられたゴシック様式の聖堂です。ドイツに残るこの様式の聖堂としては最古の部類に属しています。
マップ
トリーア大聖堂
世界遺産(文化遺産)登録
1986年に文化遺産 (世界遺産)に登録されました。
登録基準
トリーアのローマ遺跡群、聖ペテロ大聖堂、聖母聖堂は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、世界遺産に登録がなされました。
(1) 人類の創造的才能を表現する傑作。
(3) 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。
(4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
(6) 顕著で普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰または芸術的、文学的作品と直接にまたは明白に関連するもの(この基準は他の基準と組み合わせて用いるのが望ましいと世界遺産委員会は考えている)。
公式サイト
https://www.dominformation.de/
ドイツ連邦共和国の基本情報
公用語
ドイツ語
首都
ベルリン
面積
357,121km2
人口
総計(2016年)8267万人
GDP
合計(2012年)2兆6588億 ユーロ
通貨
ユーロ
時間帯
UTC +1(DST:+2)
ccTLD
.de
国際電話番号
49
宗教
キリスト教(60%)
ライセンス情報
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